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★イギリスの作家キングスレイの「水の子」とフィリパ・ピアスの「トムは真夜中の庭で」の２冊セットとなります。
【内容】
①『水の子
　　陸の子のためのおとぎばなし 』
　発売日：1986年7月　第13刷発行
　チャールズ・キングスレイ
　阿部知ニ
⇒★主人公トムは、ある出来事をきっかけに、水の子となり生まれ変わるが・・・

★19世紀の児童文学でもっとも知られている作品の1つであり、古典的名作ファンタジーです！！　

★社会問題に対する鋭敏な感受性、美しい自然描写、水中の魅力的な世界！！

★善と悪、教訓と風刺とユーモア！！
宗教的な要素も少し含まれていますが、それ以外に、ところどころにユーモアのある表現がちりばめられていて面白いですよ。
（カエルが「明日はたまらなく暑いぞ」と言ってないている。
自分の頭でわからないことがあれば、「世界の最後」にしてしまうやっかい者のライチョウ。）

★作者キングスレイは、宗教家、文学者、牧師、大学教授、キリスト教社会主義者であったようです。
「すべての子供たちが美しい自然の中で楽しく遊ぶことの出来る世の中が来てほしい。だが、現実には難しかもしれない。ならば、せめておとぎ話の中だけでも、大人から虐げられた子供たちが幸福になってほしい。」との願いを込めて、この本を書かれたようですよ！！

【内容】
②『トムは真夜中の庭で』
　発売日：1986年9月　第15刷発行
　フィリパ・ピアス　高杉一郎
⇒★カーネギー賞受賞！！

★知り合いの家で、友だちもなく退屈しきっていた主人公。真夜中に古時計が「13時」を告げたのをきっかけに、存在しないはずの庭園を発見するそこで、出逢ったのは・・・。

★生き生きとしていてリアルな情景描写！！　庭園の木々や草花の描き方が繊細で美しいです！！

★13番目の時間とは？大時計の秘密とは？　考えぬかれた緻密な構成と意外なラスト！！

★ストーリーの巧みさと構成が知的で変化に飛んでいて面白いです。「時間」をテーマにした傑作です！！
（誰もが自分の中に子供をもっている・・・）

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