商品名最後の（P20)は、商品管理のための整理番号です。

これは、私のお気に入りのカメラセットです。
画像最後のムック本でもこのセットが紹介されています。

残念ながら、シャッターが不調です。
後膜のスピードが遅く、特に低速の１秒では走り出しの３㎜くらいがゆっくり出てその後スピードアップする状況です。
フィルム実写は１０年くらい実施していませんが、多分画面の左右で異なる露出になると思います。
そのため、価格はレンズ単品に準じて設定しています。
甚だ心苦しいのですが、ボディーはおまけ程度にお考えください。

このボディーは、1961年に発売されたＳ3で、同時に改良を加えて発売されたS2の後期型とはフォーカススクリーンの種類が違うだけで、その他の外観・構造・機能・性能共に同じ物です。
セットレンズの名称は「オートタクマー」ですが、このときから完全自動絞りになっており、翌年ＳＶの発売を期に「スーパータクマー」に名称変更されています。したがって、レンズ構成や機能はスーパータクマーと全く同じです。ただし、この完全自動絞りのオートタクマーは、絞り環や距離環の表示については試行錯誤が続いたようで、製造期間僅か1年で表示の異なる物が数種類存在します。

ボディーに目立った傷はありません。
ペンタプリズムに異状はありません。
ファインダー内にはかなり塵が見えます。
ミラーのメッキは、汚れてやや曇りがあります。
シャッターは前述の通り不調があります。
シャッター膜は、３０年ほど前に交換したので、概ね良好です。
モルトには特に異状はありません。

レンズ内には少し塵があります。
自動絞りは正常に作動しています。

ペンタックスメーターは、正常に作動していますが、６０年前の設計なので、±２絞り程度は許容誤差の範囲内とお考えください。
なお、このメーターは、後に２型が発売されてから「１型」と呼ばれるようになったものです。

カメラケースはＳ３用のもので、カメラへの固定は軍艦部にたすき掛けするようになっています。


セット内用品
ペンタックスS3ボディー
Auto-Takumar　1:1.8/55　
ペンタックスメーター（1型）
フィルター　アサヒペンタックス　49㎜　スカイライト（コーティングに強い焼けあり）　
ソフトケース・ストラップ・メーターケース　ペンタックス純正

商品の情報